untitled garden - 日々のこと
2025年12月26日(金)


 山茶花が汚く散り敷いているのを踏んで歯医者へ向かった。寒いが冬晴れの気持ちのよい空。鶏頭の色が冷気に引き締まったように赤紫が極まっていた。かつ丼屋の勝手口にいつものようにハクセキレイが来て、店主が残飯を撒くのを待っていた。
 年末だが歯医者は空いていた。受付に保険証をさし出すと、若い娘が派手に飾った爪で受け取った。待合室の掲示板に、アクセサリーや髪色の自由を認めたからご了承くださいと張り紙がしてあった。
 今年最後のクリーニングはいつもより丁寧にやってくれた気がした。次回の予約を取ったら、いつもは三か月後なのに、5月の日付を言われた。待合室に戻って名前を呼ばれて派手な爪から領収書を受け取って清算機にお金を入れていると、さっきの担当が飛び出て来た。予約の取りかたを間違えたらしい。5月か4月かの選択肢を与えられた。すこし迷ったが、4月にしておいた。
 受付の娘に無言で見送られてクリニックを出た。外はだいぶ暖かくなっていた。帰りながら、やっぱり5月でも良かったかなと思った。
 今日は仕事納めで、仕事も何ごともなく無事に終えられた。帰りに食料品を多めに買って家に戻った。重い袋を提げて歩いたら汗をかいた。